YATさん その4

 

しまなみ海道とは・・・

本州と四国を結ぶ3本のルートの内、西側に位置する広島県尾道市と
愛媛県今治市を結ぶ約60kmの西瀬戸自動車道の愛称です。
(1999年(平成11年)5月開通)

美しい瀬戸内海に浮かぶ島々に、個性的な7本の橋が架けられており
また他の本四ルートには無い特徴として各橋には、自転車歩行者専用道路
(総延長は約80km)
が設置されている為、全線を通じていつでもウォーキングやサイクリング
を楽しむことが出来ます。

そう・・・徒歩や自転車で本州〜四国が渡れるんです。
距離は半端じゃ無いですけどね(笑

ミニバイクやミニカーならばとっても爽快なツーリングが楽しめそうです。
それに、ちょっと前に調べてたら各界でも話題が持ち上がってて
ミニカーで渡れるの?渡れないの?というネタがあったから実際は
どうなのか気になっていた訳です。(新聞記事より)

はてさて本当にミニカーで四国まで行けるのか?
しまなみ海道ツーリング編…スタートです。

2004年7月20日 晴れ 走行距離154km

まずはスタート地点。写真はYAT本家からは裏山?にあたる観音山
(白滝山:標高227m)にミニカーで登ってきました。

車では半分の高さまでしか登れませんが山頂からの景色は
瀬戸の島々が見渡せとてもきれいです。

しかしYATは子供の頃から見慣れた景色なので写真に撮っていません(笑

一度尾道まで戻ってからスタートしてもよかったのですが既に因島まで
来れているので省略しました。
(四国は今治市まで行けるか確証も無く完結しなかったら
尾道まで戻っても意味が無かった為)

尾道大橋と因島大橋は前の記事をご参照下さい。
あ…尾道大橋は自転車で渡るのは車道幅が狭く危ない為なるべく渡し舟
(フェリー)を利用されたほうがいいとの事です。(参考まで)
因島を早朝スタートし、まず隣の島、生口島に渡る為生口橋を渡ります。
(長さ790m 通行料50円)

早朝なので山の陰で写りが良くないです…汗
制限速度は30km/h。原付に合わせたら当然かな?

生口島には西日光と知られる耕三寺があります。
そこの地獄洞窟はYATお気に入りの観光スポットです。
生口島と大三島に架かる多々羅大橋です。
(長さ1,480m 通行料100円)

斜張橋としては世界一大きな橋です。
以前、車のコマーシャルに出てた事でおなじみですね。

とてもCoolなデザイン!まーるいMC-1と対照的ですw
大三島と伯方島に架かる大三島橋です。
(長さ328m 通行料50円)

本四連絡橋の中では一番初めに完成した橋だとか。
この辺りの道はサイクリングコースとしてきれいに整備されていて
マイクロカーで走るのはもったいないほど。
(移動速度が速いので…でも上り坂…辛し…)

もちろん普通にしまなみ海道の高速道を走っていると
こんな景色は楽しめません。

標識や看板もちゃんとあるので地図が無くても心配なしです。
伯方島と大島に架かる伯方・大島大橋です。
(長さ1,165m 通行料50円)

伯方島はお塩で有名な所です。伯方の塩!
こうしてみると瀬戸の島々の景色は雄大ですね。
って言うかMC-1が小さいだけ?

大島島内はまだ高速道が完成していなく一般道を大型トラックなども
走っておりちょっと危ないかな?

自転車ならば広めの歩道&路側帯があって安全なのですが
マイクロカーではちょっと大変…一つ山も越えるので上り坂辛し…
歩道走れたら楽なんだけど(笑
さて最後の砦?
大島と四国の今治市に架かる来島海峡大橋です。
(長さ4,045m 通行料200円)

しまなみ海道の中では一番大きな橋で3つの橋が連なった
世界初の三連吊橋です。

原付は写真中央のループ橋で橋の高さまで上ります。

橋の中央に料金所があり唯一係員が居ました。
係員:『ちょっと待ってー…こりゃぁ何ねぇ?』と言われましたが
YAT :『げんつきー』と答えてOKでした。
おぉ〜ついにYAT号、四国上陸だョー。

と感動している間も無くよく見るとガス欠寸前…。
おまけに朝のラッシュに巻き込まれて渋滞につかまっちゃう。
考えてみると今治まで来てみたものの目的が「橋を渡れるか?」
だったので何も調べ物してなかった…汗

あても無くミニカーを走らせることに。
いやGSを探すのが先か!でもGSはあるのに何故か開いてない…なんで〜?
(※GS=ガソリンスタンド)
そうこうしている間に今治市街まできて今治城跡が見えてきました。

無事、本州〜四国をミニカーで渡れました…。
ちゃんと来たぞっ!って事で記念にパチリ。
とりあえずここで折り返します。

帰路GSを見つけてガソリン満タン!…
GSのおじさんがナンバーを見て凍りついていましたが
「どーやって来たの?」とか質問責めに。
こういうリアクションが楽しいのもミニカーに乗る楽しみでもあります。(笑)
さて復路は来た道をそのまま帰ります。
日が昇ってきたので暑くなってきますが写真を撮るには好条件になってくるの
で橋の詳細レポートです。

来島海峡大橋を渡るYAT号(長さ4,045m 通行料200円)
自転車・原付道は一直線ではなく橋脚の部分がまるでシケインのようになって
いて対向車がある場合は見通しが非常に悪いので注意です。

でも景色は最高!一人乗りヘリコプターに乗るとこんなんだろうなぁ…という
感じでした。(わき見運転に注意!笑)

大島に渡りこの島にある亀老山(標高307.8m)にチャレンジしようと思いまし
たがやはり上り坂は苦手なMC-1…。

ムリして帰れなくなっても困るので途中で断念しました。

亀老山は瀬戸内海の中では一番標高の高い山で山頂の展望台からは
瀬戸内の島々がすべて見渡せるという…。
山頂付近まで車で登れYATも一度、訪れた事はあります。
伯方・大島大橋を渡るYAT号(長さ1,165m 通行料50円)
橋の中央分離帯から右側は高速道。
左側は歩行者、自転車・原付道になっています。

景色は一歩ゆずりますが
開放感は良く高所恐怖症の方も安心して渡れますねw。
大三島橋です。(長さ328m 通行料50円)
この橋も伯方・大島大橋と同じ車道区分です。

中央寄りに車道があるので景色的にはあまり楽しめませんが
安心感は有ります。
多々羅大橋をバックに…

こうやって見ると『湖』のように見えますが『海』なんですねぇ…。
多々羅しまなみ公園での1コマ…

まるで橋そのものが「モニュメント」ですね〜。それにしてもデカイ…。
島々の風景にニョッキ!と「ありえねぇ〜!」って叫んじゃいそうです。

デザイン的にも美しく日本の建築技術の粋を感じ取れますね。
多々羅大橋を渡るYAT号です。(長さ1,480m 通行料100円)

ココも空を飛んでいる様な感覚が楽しめます。下を通る船がちぃ〜さ〜ぃ。
ローアングルでw

CMミュージックが聞こえてきませんか?(笑)

料金所が見えてきました。(笑)

ちょうど多々羅大橋が広島県と愛媛県の県境になります。

料金所…と言ってもお賽銭箱のような料金箱が置いてあるだけです。
もちろんお釣りは出ません。

通行料は50円の橋が多いので50円玉は沢山用意しておきましょう。
どーしても50円玉がない時は…。

100円玉を入れ手を合せて交通安全祈願でもしましょうか(笑)
車の向きを変えてもう一度記念撮影…(フェンスが邪魔ですけど)

瀬戸内で絶世の美人に出会えたような感覚ですね。
そういえば多々羅大橋の生口島側にはミニカーの難所があります。
一般道(農道?)が自転車・原付道を横断しています。

車が入って来れないようにポールが設置されていますがココのポールの間隔は
1mほどでMC-1でも通過はムリです。

でも良く見てください。写真では右端の山側が広いです。
少しお行儀が悪いですが山に乗り上げる感じでクリアできます。
生口橋を渡るYAT号。(長さ790m 通行料50円) 因島まで帰って来ました。

生口橋は海面からの高さも他の橋と比べてやや低め(27m)です。
因島側の自転車・原付道です。ミニカーサイズのワインディングロードです。
お昼まではもう少し時間があったのでそのまま戻らず
因島をぐるり一周回って戻りました。

何人かの親戚のおじさんやらに走っているのを目撃されたらしく
後で「そげーな車YAT君しかおらんじゃろう」って言われました(笑)
しまなみ海道の総論:
離合の関係で難有りのミニカーですが、
公団側もこの件で公式にOKは出せないんでしょう。

ポールの幅もミニカー規格には合っていません。
もちろん公団側に問い合わせてみてもその規格に合っていない為か
「NO」の返事が帰ってくるそうです。

しかし生活道路としては重要だし、通れないことも無い
(車種にもよりますが…)ので公団側は黙認しているようです。
(通行を禁止・規制しているわけでは無い?)
万一事故を起こしてしまったりした場合は「通行を許可していない」との事で
保険なども不利になる可能性もあります。

もししまなみ海道を走ってみようと思われた方は事故や迷惑の無いよう
十分注意して楽しんでください。景色や島々のゆったり気分は最高でした!。

橋の通行料は徒歩なら無料。
自転車・125cc以下の二輪車及び原動機付自転車は有料。
本州〜四国間料金=510円〈自転車・125cc以下〉
●尾道大橋10円●因島大橋50円●生口橋50円●多々羅大橋100円
●大三島橋50円●伯方・大島大橋50円●来島海峡大橋200円
※料金箱に入れるのでおつりのないように。
YAT本家に来てから5日目…

再就職支援会社より連絡があり急遽大阪に帰らなくてはならなくなりました。
予定ならもう一週間ほど作業を手伝うつもりでしたが仕方ありません。

でも何となく土と汗にまみれた仕事をしてご先祖様の気持ちが分かったような…。
従兄弟や親戚の方々は「YAT号を置いて帰れば?(笑)」と言って下さいましたが
『行って帰る』がこの企画の本筋なのでYAT号で帰ることとします。

左上:煙草の葉を取った後のガラです。昔は一本一本手で抜いていました。
右:駆動系を点検中のYAT号。
  ボルトの緩み、ベルト、オイルポンプジョイントも異常無しです。
2004年7月22日 晴れ (走行距離330km)

行きは夜中走りましたがさすがに危ないから…と忠告されましたので
昼間走ることになりました。
目一杯スピードを稼ぐ為、炎天下で暑いですが幌を付けて走ります。

午後1時、因島を出発しました。
途中あまりの暑さにコンビニを見つけては氷を買って乗り込み頭や体を
冷やしながら走行。これが意外と気持ちが良かったです。
狙い通り昼間の国道2号線は40〜50km/hで走行でき、
岡山市街も良い具合に渋滞にまかれて通過できました。

山間部の備前市あたりからは上り坂が辛いので行きとは違って
国道250号線へルート変更…
赤穂方面から相生に抜けて走行しました。
さすがに相生の手前は山道で少し辛かったですが
交通量が少ないので問題なく走れました。

午後11時豊中へ到着…。でも真っ暗…メリーさんも寝ちゃてて出迎えはなし。
午前0時自宅に無事とうちゃ〜く!
一人で感動するもここでも無事の帰還を祝福する気配は無し。
YAT号から荷物を降ろし、今回の大紀行は幕を閉じました。
ミニカーでの遠出は確かに怖いです。
下駄を履いてフルマラソンへ出るような無謀さが有ります。
(下駄が壊れるか、足を痛めるか)

それでも行ってみたくなるのは、それでしか味わえないものがあるから…
それに期待しちゃうんでしょうね。
もちろん準備や下調べも重要です。(それも楽しみの一つだったり)

今回の遠出で往復841Km走行しました。
もちろん疲れたけどそれ以上に得るものは多かった。
YATの人生の中でもターニングポイント?良い経験をしたと思います。
次回はマイクロカーの聖地『さいたま?』ムリ?
でも、もう夏は遠出しませんょ。
こりごり。←野宿は最適な季節ですが…爆

(完)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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