V動力用配線容量アップ

MC−1EVの動力用のケーブルは14スケア線が使われていますが、
アクセル全開の加速時には400A以上の電流が流れるので、明らかに容量不足です。
そこで、14→22スケアにケーブルの容量を大きくすることにしました。
しかし、400Aの電流を考えると60〜100スケア以上のケーブルが必要なため
(1ケーブル当たりの長さがみじかいので半分程度の容量でもなんとかなる)
14+22スケアで行くことにしました。

 

 

 

写真の内側が14スケアのノーマルケーブル
外側が今回製作した22スケアのケーブル

ケーブルの種類は通常使うVCT(ビニール絶縁ビニルキャプタイヤケーブル)ではなく
KIV(電気機器用ビニル絶縁電線)を使用しました。

採用理由は単価が安かっただけです。
写真の右が14スケアのノーマルケーブル
左が今回製作した22スケアのケーブル

接続は圧縮端子を使用して圧着工具でカシメています。
端子部の変形を見てもらえばわかりますが、
圧力を掛けて端子と電線を密着させていますので、
ノーマルケーブルよりは機械的な強度があり、
また電線との密着密度もよいので(断面は一体化している)、
ハンダ付けによる接触面積の拡大の必要もありません。

いま使用している動力用のディープサイクルバッテリーは
シーキングの90A−XYです。
このバッテリーは安価で高性能ですが、過充電に極端に弱いので、
「EVの充電器の説明と調整方法」を良く読んで充電電圧が適切になるように管理してください。

このバッテリーには出力用の端子が各2つ付いています。
通常は蝶ネジの部分を使用してケーブルを接続しています。

もう一つの端子に後付の端子を取り付けて、
ケーブル接続箇所を増設します。

蝶ネジの部分も蝶ネジをやめて、6角のナットに変更します。
ケーブルを接続した状態です。

端子の増設も含めて電流容量は2倍以上になりました。
全体の画像です。写真に見える以外にも
コントローラーやモータへのケーブル等、
全てに22スケア線を追加しています。

ケーブルの容量アップによる成果ですが、

@速度が40キロ以下の時に、 いままでの半分のアクセル開度で、
  同じ速度が出るようになった。40キロ以上でもアクセル開度は低い
A加速が、2回りほど早くなった。(50キロまでは軽四とタメ)
Bアクセルの開度が少ないので、走行距離が〜10Km伸びた。
(加速が良いため喜んで踏み過ぎるとダメ!)

結果として、ノーマルのケーブルは容量不足(細い)により抵抗が大きかったので、
せっかくの電気エネルギーを熱に換えていたようです。

今回の端子とケーブル追加により効率よく電気を流せるようになったので、
走行性能が向上しました。

もう一つのチューニングアイテム、バッテリー再生装置(サルフェーション防止装置)です。

バッテリーは放電時にサルフェーションが発生するため
機械的にはまだまだ使える状態なのに、半分以下の寿命になってしまいます。
そのサルフェーションが起こるのを防止するのが、バッテリー再生装置です。

この装置により通常のバッテリーが500回程度しか充放電出来ないのに対し、
バッテリーの機械的寿命1000〜2000回以上まで使用することが可能になります。
寿命が2〜4倍以上になるので、コストパフォーマンスは非常に高いといえます。

今回はピューマのPL−024plusを使用しました。
24ボルト用なのでバッテリー2個に1つ、合計3個使用しています。
購入は最安値のショップ「シジョウ電気商会(http://plaza.rakuten.co.jp/shijo/)」で購入しました。

1ヶ月に20日以上、合計8ヶ月以上使用していますが、バッテリーは非常に元気です。
比重は40%放電時でも1.28以上、1.30程あります。(満充電時はもっと上がります。

枠外   平成18年3月現在 1年8ヶ月(20ヶ月)使用していますが、バッテリーは非常に元気です。

      使用状況 毎日の通勤(約15`*20日程度)+買い物のチョイ乗り等で、1ヶ月に約300〜350`走行
             充電は休日の夜を除く毎日、午後11時〜午前7時まで(深夜電力で8時間)
             これまでのおおよその充放電回数 20回/月*20ヶ月=400回 (実際は会社でも行う事があるので430回程度)

      バッテリー内部の状態 外観を磨けば新品と言っても疑われない位、内部は奇麗です。

 

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