点火時期進角フライホイル

ノーマルのMC−1は6500回転で最高出力を出すように設計されています。
そのため、点火時期も上死点前17度と比較的遅く、チャンバーチューンを行ってエンジンを高回転化すると
着火遅れによる不完全燃焼が起こります。

燃料の着火遅れを解消するために、フライホイルのピックアップ用の山を削り点火時期を早めます。

1〜1.5度程度の進角でしたら、ピックアップコイルの取付部のネジ穴を長穴にし、ずらす事によって対応できますが、
進角量が少なく、大きな変化はありません。

フライホイルの全周を計ると約1mmが1度になりますので、今回は5度進角するために5mm山を削ります。

 

フライホイルはエンジンの反対側の冷却ファンの内側に付いています。

燃料を抜いて逆ジャッキアップを行いファンカバー、ファン、
フライホイルの順に取り外して行きます。

フライホイルの取り外しには特殊工具が必要です。

当方は自作工具で対応しています。

取り外したフライホイルです。
外周部にある、ピックアップ用のふくらみを約5mm削ります。
これにより、5度進角します。

更に高回転域のパワーを望む場合はハイオクガソリンを使用すれば、
あと2〜5度は進角出来ると思います。

写真は上が加工済みフライホイル
下がノーマルです。

同じく右が加工済み、左がノーマルです。

点火時期進角後は完全燃焼が行われるためパワーアップと同時に
排気ガス中の煙の減少により、
チャンバー内へのカーボンの蓄積も激減します。

中〜高回転の伸びがよくなるため、アクセルを踏む量も少なくなります。

面倒ですが、是非やっておきたいチューニングの一つです。

 

 

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