駆動系の分解(取り外し)

 

 


 

オイルポンプを取り外した後、ベルトケースを取り外した状態です。

左側の羽がついているのが、ドライブフェイス

ベルトを挿んでその下にあるのがプーリー
中にウエイトローラーが6個入っています。

真ん中がドライブベルト

右がクラッチアウター
下にクラッチ、プーリーなどが入っています。

 


特殊工具たち 

駆動系のメンテには、ある程度の特殊工具が必要です。
いくつか上げてみましたので、後の使用状況の写真をみて、購入時の参考にしてください。

自作のプーリー固定工具です。

平板の先端に、ボルトを溶接して可動式にした物です。
製作費380円

よく似た市販品があります。
購入時は開きを固定できるものを購入した法が良いです。
1500〜3000円

自動車のオイルフィルターの脱着に使うフィルターレンチです。

購入金額1650円

スクーター専用のプーリー固定工具です。

ビニールのカバーのおかげてキズは付きにくいのですが、
きつく締めないと滑ります。

締め付けサイズが大きな範囲で調整できるので、便利な工具です。

購入金額2860円

クラッチをばらす時に必要な大型のメガネレンチです。
MC−1では39mmの方を使用します。

購入金額1560円

 


ドライブフェイスの脱着

自作工具での固定です。

開きが固定できないので、場合によっては滑って使えません。
オイルフィルターレンチです。

使い慣れると非常に便利です。
ただし、プーリーフェイスがアルミ製ですので、
外周にはフィルターレンチにより刃のキズが付きます。
当方は全く気にしていませんか、気になる方は使用しないほうが良いです。

専用のベルトクランプです。

きつく締めなければ滑って使いにくいです。
ただし、プーリーフェイスにキズは付きません。

 


クラッチアウターの脱着


自作工具での固定です。

クラッチアウターの穴に入れれば確実に固定できます。
専用のベルトクランプです。

やはりきつく締めなければ滑って使いにくいです。
ただし、クラッチアウターにキズは付きません。

 

 


クラッチの締め付けナットのゆるめ、締め付け

クラッチを固定している39mmのナットはクラッチを外してからではゆるめにくく、締め付けにくいので、
車上で事前にゆるめたり、締め付けたりします。

ただし、外してから作業出来る程度にしかゆるめません。
全部ゆるめてしますと、中のセンタースプリングが飛び出して危険です

自作工具での固定です。

工具同士が当たり、かなり使いづらいです。
専用のベルトクランプです。

やはりきつく締めなければ滑って使いにくいですが、
唯一、使い物になります。

 

 


ドライブプーリーの脱着

プーリを外す前に、ドライブベルトを写真のようにつまんで弛めます。

この後ベルトを持ち上げ、じゃまにならないように横によけておきます。

ベルトが外れたプーリーの様子です。

先に軸の部分にあるプーリーボスを抜いてはずします。

プーリーボス取り外された状態です。

このあとプーリーをゆっくりとはずします。
取り外す際にウエイトローラー、スライドピースが下におちますので、
ウエス等で養生してください。

マイナスドライバーなどを下に差し込み、少し持ち上げた後、
このように裏に指を入れて、つかんで外すとばらけません。
ドライブプーリー一式が外れた状態です。

 


ウエイトローラーの脱着

ウエイトローラーが取りはずされたプーリーです。

内部の汚れ等を掃除して、溝に有機モリブデングリスを
薄く塗ってください。

ウエイトローラーの取り付けです。

写真はKNのウエイトローラーなので、向きはありません。

溝の中をスムーズに動くか点検をしてください。

 
   
   

オイルポンプの取り付け

ドライブフェイスを取り付け、ベルトケースで蓋をする前に、
忘れずにオイルポンプのドライブジョイントを取り付けます

へこみの大きい方がドライブフェイス側です。

ドライブフェイスを手で回して、
ドライブジョイントの−型のへこみをケースと平行にすると
後のオイルポンプの取り付けが楽になります。

ベルトケースを取り付けた状態です。
オイルポンプの固定用のボルトは
他のベルトケース用のボルトより5mm長いです。
間違えないように注意しましょう。

写真の一番左側がオイルポンプ用のボルトです。

オイルポンプの取り付けです。

オイルポンプジョイントに合わせて
オイルポンプの−側を合わせます。

オイルシールをつぶさないようにベルトケースの穴に
オイルポンプを挿入します。

挿入しながら少しだけ左右に軽く回すと奥まではいります。
オイルジョイントが合っていない場合は入りませんので、
再度やり直してください。

 


クラッチ取り外し、トルクカムの分解

「クラッチの締め付けナットのゆるめ、締め付け」で
事前にセンターのナットを軽く緩めておいたクラッチセットです。
足でクラツチを踏みつけて体重を掛け、
中に入ってるセンタースプリングを縮めます。

この状態でセンターのナットを指で回して緩めます。
センターのナットが外れました。
バネが飛び出さないようにゆっくりと足の力を抜いていきます。

写真の状態がセンタースプリングが伸びきった状態です。

上、クラッチ一式

中左、センタースプリング

下、リヤのプーリー一式

リヤのプーリに付いているトルクカムを取り外します。

まず最初にトルクカムのカバーを外しますが、
固着しているので、プライヤーとうで、軽く回して縁を切ります。

手で回しながら引っ張るとカバーが外れます。

両端にOリング2個と、中にグリスが充填されています。

プーリーとトルクカムは一体になっていますので、

トルクカムに入っている3個のピンをプライヤー等で抜きます。

軽く入っているだけなので、ピンセットでも取り外せます。

取り外したピンです 細くなっている方が内側です。
プーリーと一体のトルクカムが外れました。
トルクカム側のオイルシールの点検です。

大きなキズなどがある場合はグリスが漏れてベルトに付着するので、
交換が必要です。

トルクカムの下側のOリングです。

破れや変形がないか点検します。
漏れがあるとクラッチがグリスまみれになります。

トルクカムの上側のOリングです。

破れや変形がないか点検します。
漏れがあるとクラッチがグリスまみれになります。

トルクカムのOリングが正常に収まった写真です。

上は溝の中に、下は一番下の面に密着する位置です。

特に下がキッチリと収まってないと
カバーを取り付けた時に変形します。

   
   

 

 

戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送