スペシャルシリンダー1号

 

AF27DIOのシリンダーをベースに
最高出力回転数を9500〜10000回転に目標を置き
ポートを拡大しました。

排気口は大ちゃんバー13号に合わせて拡大してあります。

見事にスムーズなカーブが取れています。

第一掃気ポートもスムーズで高速な掃気が出来るように
ポートや通路を拡大しています。

その他の掃気ポートもバリ等を取って空気の流れを良くしています。

第一掃気ポートをシリンダ側から見たところです。

キズがいっぱいあるのは、後の写真にある、ピストントラブルの影響です。

同じくシリンダー側から見た排気ポートです。

掃気ポートと同じくキズがあり、ピストントラブルにより、
ポートの下部が欠けています。

トラブルのあったピストンです。

排気側のトップリングが粉々に砕けています。

ピストンヘッドも少し溶けています。

10000回転70オーバーで5キロほど走行したところで、
急にエンジンストップ、しばらくすると再始動できましたが、
帰ってばらすとご覧の通りでした。

パワーと回転数にピストンが付いてこれなかったようです。

同じく吸気側から見たピストンです。

ピストンリングが見事に折れています。
折れた一部はどこかへ行ってありませんでした。

※破損の原因は圧縮比が大きく影響しています。

MC−1の標準圧縮比は7.2ですが、DIOのシリンダーを
装着するとクランクケースの違いから8.5〜9程度まで上がります。
高圧縮の方がパワーが出ますが、反面発熱量も増えるため
ピストンやシリンダーに設計以上の負荷が掛かり
長時間の運転では部品が耐えきれなくなります。
対策としては、燃料を濃くしたり、潤滑のオイル量を増やすことで、
多少は回避できますが、根本的な解決にはなりません。

ペースガスケットやヘッドガスケットを複数枚装着して
圧縮比を落とすか、全てのポートを上に広げる必要があります

 

 

戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送