平成17年7月

 


平成17年7月17〜18日 日〜月曜日

 

奈良幸庵オフ会のあと研究所に帰ってYATさんとウメチーさんの
車両の点検修理です。

参加者はYATさん、ウメチーさんです。

最初はYATさんのチャンバー補修です。
出来ることは自分でやる!の取り決めの中、溶接にチャレンジです。

自宅でも何回か溶接はしているのですが、
機械が変わったので難しいようです。

その後の補修も手こずり、本日はYATさんだけで終了です。

あけて18日朝からウメチーさんの整備ですが、
暑さのため写真を撮る元気もなく黙々と作業を行い
昼前に終了、解散です。

帰途、エンジントラブルで再度研究所に逆戻り
しぱらく預かり、オーバーホールします。

たぶんエンジンの積み替えになるとおもいますが・・・・・

 


平成17年7月19日 火曜日

 

夕方早く帰って明るい内にウメチーさんのエンジンのばらしです。

後日写真をUPしますが、ヘッド、ピストン、クランクシャフトが×でした。
しかし、シリンダーは大きなキズもなく、ペーパーで当たれば再使用できます。

エンジン内の残留オイルが極端に少なかったので、オイル不足で長い時間の内に
クランクシャフトが異常摩耗したようです。
オイルポンプもばらしましたが、エアかみしていて十分に潤滑していなかったようです。

極端なクランクのガタによりストロークが変化し、圧縮比が高くなったため、
圧力に負けてヘッドガスケットが異常な変形をしています。

対策としては、予備のエンジンに載せ替えるのがてっとり早く安価なので、
ピストンとパッキン類を注文して到着後載せ替え予定です。

後のパーツは在庫の中古品を使用します。

 

壊れたエンジンのシンリダーヘッド、ガスケットです。
シンリダーヘッドには変形してちぎれた
ガスケットによりキズが多く付いています。

また隅の方はピストンが当たって変形しています。

熱と高圧縮比により変形し、ちぎれたガスケットです。
穴が開きかけたピストンです。

上部の隅はシリンダヘッドと接触したための変形がみられます。

また、側面には以前からと思われるこすりキズもあります。

熱により変色したピストンピンです。
オイルポンプジョイントも熱変形して一部欠けています。

 

 

 

 

 

 


平成17年7月22日 金曜日

 

MC−1インチアップ計画が進行中です。

先日タイヤを2本入手しました。

ミシュランの130/70−10インチのピックスクーター用です。

使用するアルミホイルです。

スピードスターのマークT 4.5J−10インチです。

錆びやキズで外観は悪いですが、後日磨いて綺麗にします。
装着後の横G等はこれで安心です。

ホイル単体だと意外に軽いです。

ホイルにタイヤを装着中です。
貧乏チューンはタイヤレバーを使い人力で行います。

タイヤ装着用のワックスもないので、シリコンスプレーで代用です。

やはりホイル幅があるため自力ではエア漏れして膨らみません。

ガソリンスタンドでコンプレーサー借りてチャレンジしましたが×です。
仕方ないのでチューブを注文しました。

MC−1への装着はイチカさんにアダプター製作を
お願いしてからなので、まだまだ先です。

でもなかなかカッコ良いです。さすが扁平率70

アダプターの厚み次第ですが、MC−1の後輪にはポン付けできます。

 

 


 

平成17年7月23日 土曜日

 

本日はウメチーさんのエンジン修理のため
YATさに応援してもらいながら壊れた方のエンジンの取り外しです。

サービスマニュアルにしたがいブレーキ回りをばらします。

ワイヤーハーネスやオイルポンプ、チューブ類、
キャブレターなどの吸気系パーツを取り外し
リヤショックのボルトを抜きエンジンが下ろせる状態です。

ここまで約1時間位でしょうか!

取り外したエンジンです。シリンダ等は先日取り外しています。

点検してみるとクランクのウエイトにも
ピストンスカートが当たった後がありました。

良くこれでエンジンか掛かっていたものです。
クランクシャフト代だけで、1万円を軽くオーバーするので、
予定どうり在庫のエンジンと入れ替えです。

手前の壊れたエンジンから、奥にある在庫のエンジンに
駆動系や点火系、その他のパーツの移植です。

在庫のエンジンは購入するまでは雨ざらしだったようで、
外部は汚れていますが、中はあまり汚れていません。
それほど使用されていなかったようです。

このころミナルディ・コスワースさんもきて雑談をしつつ
ゆっくり作業です。

フライホイルを取り付ける前に、どうせならばと点火時期の進角です。
今回はリューターを使わずバンドソーで切り落としましたので、
加工時間は1分ほどですみました。

これで、ひとつ完全燃焼に近づきました。

後のパーツは25日に光岡から発送予定なので、
次週の土曜日に完成。当日及び翌日曜を使って
初期の慣らし運転を済ませたいと予定しています。

ただしシリンダは再使用しますので、
慣らしにはそれほど気を使う必要な無いかと考えます。

 

 


 

平成17年7月24日 日曜日

 

 

今日も朝からごそごそですが、インチアップ計画で注文していたタイヤチューブか入荷したので、
引き取りにいきました。
ついでにホイル+タイヤも持ち込んだら見てあげるとの話になりました。

結果です。さすがガソリンスタンドと違い、専門店(ドライバー・スタンド
コンプレッサーや機械が違います。バシュ!!!と言う音ともに一発でタイヤが膨らみました。

やったー!!     しかし、手には買ったばかりのチューブが・・・・・・・・
工賃も取らずに他のタイヤもやってあげるとの親切さに泣けました。チューブ代はチャラでお釣りがきます。

ただ、ここのショップでもエアを入れてくれるだけ。その他の入れ替え等は対応してくれません。
自動車用ホイルにバイクタイヤを入れるのは掟やぶりなので、事故を考えての事だそうです。

ま〜、貧乏チューンなので、入れ替えは自分で出来るので問題はありません!


そんなんで、その後帰宅しホイルの磨き作業です。腐った飾りボルト・ナットをちぎってはずし、
電気ドリルに研磨用のブラシを取付け磨き作業です。



そうこうしているうちにRIOさんが予定どおり、チャンバーの点検補修のため参上です。
雑談をしつつ、大きな作業もなく5時頃に解散、これで本日の作業は終了です。

 

 


 

平成17年7月27日 水曜日

 

本日は休日なのと注文していたパーツが届いたので
エンジン回りの組み付けです。

まず、ドライブシャフトのオイルシールの打ち込みです。
オイルシールの外周に合うソケットのコマを使って
ハンマーで軽く打ち込んで行きます。

オイルシールの打ち込みが完了しました。
つぎにインマニの取り付けですが、
せっかくなので通路の拡大です。
リューターを使ってスムーズに吸気が流れるように
拡大しました。

あまり削りすぎると肉厚かなくなるので、ホドホドに・・・

インマニの取り付けです。
シンリンダーも取り付け前にポート加工します。

左が前期型シリンダー、右が後期型シリンダー
排気ポートの大きさがかなり違います。

今回は右のシリンダーの加工です。
前期型よりほんの少し大きめに加工します。

ポート加工もおわり、軽くキズが付いた
シリンダーのホーニングを行います。

手でやっていては大変なので、ドリルのキリ先に
ガムテープを巻き、サンドペーパーを貼り付けて
ホーニング用の砥石もどきを使います。

シリンダーの中で上下に出し入れしながら回転させます。
今回は1分ほどで完了です。

このままではホーニング時の横キズしか残りませんので
サンドペーパーを使い手でクロスハッチを付けます。

右側がポート加工とホーニングが終わったシリンダーです。

すこし縦キズが見えますが、指で触っても分からない程度です。
3つ上の加工前写真と比べると変化が分かります。
ピストンとリング類です。

全て新品を使用します。

ピストンの組み付けです。

コンロッドペアリング、リングにはたっぷりオイルを塗っています。
オイルをたっぷりつけてシリンダーの取り付けです。

この状態でシリンダーを手で押さえ、ファンを手で回して
ピストンを上下させてスムーズに動いているか、
オイルはきちんと掻き落とされているか確認します。

きれいにオイルがこぼれています。OKです。

シリンダヘッドの取り付けです。

ヘッドポルとは数回に分けて締め込み
トルク管理をしています。

本日はここまで、今度の土曜日に車体への取り付けを行います。

 

 


 

平成17年7月30日 土曜日

 

先日に引き続きウメチーさんの車両の修理です。

参加者はYATさんです。

右側の壊れたエンジンから、左側の交換用エンジンに
ドライブシャフトの移植です
全ての移植が終わったので、壊れたエンジンの分解です。

クランクケースを割って壊れたクランクを取り出します。

コンロッドのベアリングらしきものが無くなっています。

消音のために断熱材を巻きます。

巻き付け前

断熱材の巻き付けが終わりました。

これで少しは音が小さくなります。

新しいエンジンを取り付け、ブレーキ周りの復旧です。

YATさんから借りているカラーを使用してセンター出しを行います。

タイヤを取り付け、エンジンの取替は完了です。

この後、作業性を良くするために、横向きジャッキアップで作業します。

キャブレターやエアリーナー取付、配線類の固定を行います。

オイルポンプはまだ取り付けず混合ガソリンで慣らしを行います。

割れた前の部分のボディ補修です。

補強剤入りエポキシ接着材を擦り込んだガラスマットを
裏側から貼り付け補強します。

今は、約2時間で完全硬化です。

この方法はコスト高になりますが、
湿布薬を貼り付ける感覚で作業できるので、
FRPに比べて非常に作業が楽です。

後日、EVのドアやバッテリーの断熱ケースを
ガラスクロスを使用してこの方法で作成します。
材料費は1m*1mで3500円くらいです。

全ての補修・点検が終わり、慣らし運転を行っています。

 

 


 

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