平成20年11月2日

 

ヤフオクで購入したエンジンをバラして点検します。

1台目は前期型ですが、奇麗です。

ただし、プーリーやベルトは取替です。

2台目は前期型のケースに後期型のシリンダーが付いています。

こちらもプーリーやベルトは交換ですが、他は問題無しでした。

後日、2台ともミッションを含め分解整備を行います。

次はAZ−1シートの取付です。

まず、メンテナンスハッチにシートレールを取り付けます。

シートレールにシートを仮置きしたあと、

取り付けようの穴をあけます。

本来ならば補強のリング部分で固定するのですが、
シートの樹脂部の厚みが1cm以上あるので大丈夫です。

シート内からボルトをとおします。

もちろん、ボルトとシートの間には
大型のワッシャを入れています。

用心のために、ボルトとシートレールとの間にも
大型のワッシャを取付ます。
今度はシートの前の部分の固定です。

直接固定してもよいのですが、
シートレールの調整レバーがシート裏に当たるために
オフセットが必要になります。

鉄板を曲げてオフセット用の金具をつくります。

こちらはシートに開けられている補強穴に取付ます。
オフセット金具とシートのレバーの状態です。

これでギリギリレバーがシート裏に接触しません。

両側のオフセット金具を作りシートを固定します。
メンテナンスハッチをMC−1に固定して
シート交換の完了です。

このあと座面のスポンジを取り付けて完了です。

 

 

 


平成20年11月9日

 

本日はサーキットオフで使用した
EV改のエンジンの取り外しと検証をおこないます。

まずは、来年の春まで使われることない車体を
リフトの上に上げます。

ここにはライムのフレームがおいてありましたが、
替わりにベスパと仲良く屋外保管ですw

後部を付き出した状態で、
チャンバーや補機類を取り外していきます。
取り外したチャンバーです。

今回は良い仕事をしてくれました。

でも、放置の結果、錆が出て来ています。

エンジンと車輌と繋がっているパーツを分解、
切り離ししながら、無事におろせました。
エンジンが無くなった車体です。

このまま奧へ押し込み保管します。

空いた空間へはタイヤ等を突っ込んでおきますw

では、検証のためエンジンをバラしていきます。

まず、最初にミッションオイルを抜き、
ホーシングとドライブシャフトを取り外しておきます。

次にホーシングの取付穴とキャブにマスキングをして
保管に備えます。

シリンダーヘッドを外して、ピストンの点検です。

当日は燃調を濃いままで回していましたので、
ピストンヘッドは黒く汚れた状態でした。

写真はありませんが、プラグも黒色です。

ピストンを下げてみました。

排気ポートの近くに軽くキズが入っていますが、
これは、慣らし無しでいきなりサーキットを走ったからだと思います。

爪も引っかからない程度なので、無問題です。

ピストンの様子です。

軽く当たりを取るために組立時にペーパー掛けしましたが、
そのまま残っていました。

吸気ポート側はシリンダーライナーがないので、
こんなもんでしょう?

リングもキズ等なくて、上々です。

シリンダーは初期にピストンの首振り音が出ていましたので、
下の方に当たりキズが少しありますが、
問題の無いレベルですので、修正無しです。
排気ポート付近も異常なしです。

オリジナルよりポートを拡大していますが、
まだまた広げられるので、
次回は更に拡大してパワーアップさせる予定です。

プーリーはWRがかるかったのと
コースが短かったため全開時間が短く、
2/3程度を多用した状態でしたので、
外側は殆ど当たり跡がありませんでした。
クラッチも完全に当たりが付いていない状態です。

トルクカムには少しグリスが漏れた跡がありますが、
補充すれば良いレベルです。

YAT式ランプレを使用していましたが、
ここも問題なしです。

WRも軽く跡がついているくらいで
摩耗やキズはありませんでした。

 

 


平成20年11月16日

 

ドアやナンやらを装着したおかげて
MC−1が重たくなってきました。

走行にも支障が出ているように感じますので、
軽量化を図ります。

今回は、リヤキャリヤの上に載せる形で取り付けていた
リヤボックスを直接車体に取り付けます。

リヤボックスと純正リヤキャリアを取り外します。

取り外した車体です。

ボックスのおかげてリヤトレイも使用出来ない状態でしたが
これを生かす方向で取付方法を検討します。

まずは、
リヤボックスの底を車体と固定するための金具を製作します。

大体の形で金具ができましたので、あてがってみます。
ボデイに穴を開けてM8のボルトで固定します。

もちろん裏側にはワッシャを入れて割れにくくしています。

ボックスを金具に固定します。
ボックス上の部分も方向指示器の受け台と
ボルト止めします
プラダンとFRPを使って板を作り、
ボディとボックスとの隙間を埋めて行きます。

今回はリベットで固定していますが、
後日FRPで細かな隙間を埋めると同時に、
積層を行います。

ボックスの側方もFRPの薄板を
接着剤で貼り付けて隙間をうめます。

ここも、後日積層して強度アップの予定です。

   

平成20年11月22日

 

MC−1のエンジンから急に異音が発生しましたので、
予備のエンジンと載せ替えします。

約2週間前くらいから、セルの回転が重かったので、
そのころから症状が出だしたのかもしれません。

取り外したプラグです。

焼き付きや抱き付の時のお約束の状態ですw

シリンダーを取り外して、クランクシャフトを見ます。

コンロッドの大胆部のオイルが発熱により乾いて変色しています。
ここのベアリングが駄目なようです。

それでは、エンジン載せ替えのスタートです。

ますは、後をジャッキアップして車輪を外します。
今回はドラムごとはずしました。
エンジンと車体の切り離しです。

リヤのブレーキを外し、キャブもインマニごとはずして
配線類も取り外します。

エンジンとリヤアームとの固定ボルトを外し、
サスの取付ボルトも外し、
リヤアームを下げてエンジンを引きずりだします。

取り外しが一番面倒な、シフトワイヤー類は

エンジンを引きずり出したあと外部で取り外しました。

取り外したエンジンです。

車上では色々なメンテをおこないましたが、
降ろしたのは初めてです。

ちなみに14500`走行、真っ黒に汚れていますw

   
駆動系パーツやフライホイル側のパーツを
次のエンジンに移植するために取り外し、

点検と掃除を行っていきます。
全ての移植パーツが取り外せました。

エンジンの点検を行うと、
リヤのメインシャフトのベアリングにガタがありました。

今回のエンジン下ろしは、丁度良いタイミングだったようです。

フライホイル側もクランクシャフトに少しガタがありました。

しかし、汚れてますねぇ〜

後日、分解してメタルクリーンで洗浄します。

左が新しいエンジンです。

整備前提で購入しましたが、時間がないので、
このまま簡単な点検を行い、使用します。

特に問題もなかったので、

エンジンケースとベルトケースの
ドライブベルトの当たり面を切削しました。

取り外したパーツを再び取り付けて行きます。
ファンとファンカバーを最後に取り付けて
パーツ移植の完了です。
ばらしと反対の順番でエンジンを載せていきます。

まずは、シフトワイヤー関係から・・・・

無事にエンジンがのりました。

この後、軽く試運転をしてから、本格運用に入ります。

降ろしたエンジンのクランクを分解して検証します。

初期のエンジン(107番)なので、
型の精度がよいのか、分解時は嵌め合いが非常に固かったです。

クランクシャフトはコンロッドの大胆部にガタがあり、
両側のベアリングも音が出ていました。
クランクとベアリングは再使用できません。

※エンジン分解に際し、ショッキングな事実が判明しました・・・・・・・

ケースをばらすために、各部のボルトを外していきましたが、
クランクケースどうしを閉じている1本だけ長い10mm頭の
M6ボルトが入っていませんでした。
エンジンの汚れ具合から当初から無かったようです。
MC−1が一番売れていた時期ですから、
忙しさも手伝い、組み付け時に忘れたようです。

さすがに国産品です。製品精度がよいので、
今までトラブルが起こらなかったのだと思います。

R側のケースは真っ黒です。
同じくL側のケースも真っ黒ですが、
ケースそのものは汚れているだけで、傷みはありませんので、
洗浄後、再使用します。

平成20年11月30日

 

載せ替えた後、不調なミッションの再点検です。

逆ジャッキアップにより、車上で分解を行います。

まず、ホーシングとチャンバーを取り外します。

ケースを割って、デフギヤを取り外しました。

ここまでは異常なしです。

この状態で、シフトリンケージの動きやギヤの噛み合いを点検します。

いずれも異常なしです。

メインシャフト以外を取り外して点検しましたが、

何処にも異常がありません。

ただ、リバースアイドラギヤに少しガタがありましたので、
新品と交換します。

写真は新品をシャフトに取り付けた所です。

両ケースの合わせ面を清掃、脱脂のあと
液ガスを薄く塗りつけ蓋をしました。

この後、ホーシング等を元に戻し試運転を行いました。

見違えるように調子がよくなりましたが、取り替えたのはギヤ1個です。

これほど変わるとはビックリですね!

   
   
   
   
   
   
   
   
   

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