平成17年10月22日

 

 

点火時期の進角をするために、ピックアップ部の調査です。

どのようにして信号を拾っているのか分からなかったので
「えのもっちゃんの診察室」に質問してみることにします。

引き続きシリンダー、ピストンの点検です。
走行距離(40000万弱)にしては非常に綺麗でした。

シリンダーはキズや摩耗なし、
ピストンリングも張力あり

またもや当たりのエンジンです。

シンリダーの排気ポートのみ拡大加工しました。

ポートを拡大したあと排気がストレートになるように
各部の段差や山をけずり取りました。

写真下がヘッド側です。

出口のサイズをφ22からφ25に拡大しています。
これ以上大きくするとノーマルガスケットが使用出来なくなります。

インマニも取り外して一部通路の拡大と
スムーズに空気が流れるように削りました。
キャブはDIOキャブです。
こちらは後期型ですが、エアスクリューや
ジェットニードルが調整出来るモデルです。

インマニとの継ぎ手部分にガスケットを2段重ねにして
オフセットしてキャブがベルトケースに当たるのを
防止しています。

アクセルワイヤーもノーマルキャブの蓋から
L型のゴムとワイヤーに付いている透明のビニールチューブ
を付いたまま取り外し、
取り外したそのままをDIOキャブの蓋に被せ、
ビニールチューブの先だけを蓋の穴に突っ込む
事により、
丁度カラーを入れたのと同じ効果が得られ
ワイヤーの長さ調整など必要なく使用できます。

チャンバーの作製です。
まずは元になるチャンバーの選択です。
在庫のうちの今回用の候補たちです。

低速のトルクをある程度狙いたいので、
上から2番目のTZR50用を加工します。

※上から2番目のチャンバーは後半の絞り込みが大きく
排気管も細く長いので、背圧が大きく掛かるため
低速時のトルクが増します。
ただし、TZR50用ですので、1万回転以上でのパワーも考慮して
作られているはずですので、高回転域も回るはずです。

チャンバーの加工の様子です。

チャンバーのエキパイ部がφ31ですので、
Xのシリンダー加工後サイズのφ25では合わないため
Xのノーマルマフラーから切り取った
エキパイのフランジ部をφ22からφ25に拡大し、
そこにφ25のパイプを溶接しφ31のパイプを
絞り加工した物と溶接し対応しています。

無情にも雨が降ってきました。
露天作業のつらさです。

いったん作業を中止して、長い休憩に入ります。

雨が止んで作業開始出来たのは、日暮れ直前でした。

残りのエキパイの作製や溶接を急いですませ、
仮付けですが、チャンバーが付きました。

エキパイの様子がわかりますか?

出来るだけスムーズに排気させるために
シリンダーからは直線的に抜いています。

今後、時間があればシリンダーヘッドの大型化
(DIO用真上プラグタイプ)や
後方排気にチャレンジします。

 

 

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